8月月報:コンサート、漫画、小説編。
7月より涼しかったなという印象のなか、いつも通り家でオタクに勤しみ、いろいろなところに行きいろいろなものを食べ、観て、そんな1ヶ月。私生活はばたばたとしながらもオタク充実してました。
遠征は無し。東京で生演奏のコンサートを2本観ました。
その1本目。8/20・LALALAND THE STAGE。
大好きな映画をたくさんの人と一緒に、オーケストラを聞きながら……すっごくテンションが上がりました。アンコールのCity of Starジャズバンド版が良すぎ。サブスクでもなんでもいいから音源化してほしいです。
2本目。ディズニー・ワールド・ビート。
アドリブとスウィング満載のビッグバンドで奏でられるディズニー音楽の世界で、踊り出したくなるくらい楽しかったです。シンガーさんがパフォーマンスはちゃめちゃに上手くて、楽器たちと張り合い絡み合いセッションしてたのがカッコよかったです。『ドナルドのダンス大好き』のシネマコンサート、楽器としてバケツがちゃんと出てきたのグッと来ました。
漫画。一気読みしたのは1作品。
高校生で吃音症を抱える主人公カボが、ダンスのことを愛しダンスに愛される湾田さん(チョベリグキュート)とダンス部でダンスする話。ダンスを通しながら自己の話とか努力と才能の話をしたり。
読もう読もう〜って積読してたんですが、1巻読み始めたら止まらず8巻まで読みました。好きな味〜……
なんといってもダンスシーンの作画。彼らのダンスのエネルギーを可視化するようで、ただただ漫画に魅かれ飲み込まれる。ワンダンスの絵、ずっと見ていられる。疾走感。
あとはカボくんがどんどんどんどん主人公になってゆくのが良いです。タッパあるからダンスシーンでは迫力あってわわわわ!ってなる。彼の言葉も好き。手首も好き。秘め続けた本音と意思のある長身猫背の男は最高だぞ! そして湾田さんがほんまに可愛くて美しくて才能で殴ってくるので最高。ダンスシーンは正に鬼神でメロメロになります。
小説は4冊。
ちょっと変な家族と、そんなおうちで何者でもない時間を過ごす主人公「こと子」と、ボーイフレンドの話。ふしぎだけど悪くないなって感じの小説だった。江國さんの一人称のリズム、独特で楽しい。
第5回スクワッドジャム中編。安定感のある面白さでした。考え付かない作戦やギミックが散りばめられていて、そういうことかーー!!ってしてやられるのが楽しいですね。シャーリー、ピトさんのこと今回は仕留められてよかったね。あとやっぱり酒場のみんながわちゃわちゃ感想戦してるところが好き。
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後述の映画の原作。よかった。映画と違って一人称なので、登場人物たちの心情が言葉で刺さってくるのが好きです。
愛じゃないならこれは何/斜線堂 有紀 | 集英社 ― SHUEISHA ―
恋ってどろどろとして透明にきれいじゃないよ、でも狂気だからこそ無視できぬ輝きを秘めてるよ、そんな恋たちの小説。恋に人生を狂わされるひとたちの小説。
相手の好きなものを知ろうとすることに下心があった場合とかウワ〜〜!!!ってなっちゃった。あなたが好きだから知りたいだけで自分は好きじゃない、そんな好きじゃないものに自分の好きなものが汚染されてく感じ、気持ち悪くて最高な話でした。
あとは3人でいるために互いの恋心を牽制し合う話すごくよかったですね。キスするだけで好きになっちゃう、肉体に引っ張られた恋のどうしようもなさとか大好き。
これは読み直して今度深く語りたい短編集でした。短編集ってところも良い。
映画とお出かけはたくさんあるのでまたまとめ直します。